五輪旗の引き継ぎ【フラッグハンドオーバーセレモニー】とは？

リオオリンピックが終われば4年後の2020年は東京オリンピック。

オリンピックの閉会式では五輪旗（オリンピック旗）の引き継ぎ式が行われます。

この引き継ぎ式は「フラッグハンドオーバーセレモニー」と呼ばれているのですが、

五輪旗を受け取るのは次回開催都市の市長。

なので日本からは小池東京都知事が現地リオに向かい大役を務めます。

でも「フラッグハンドオーバーセレモニー」って？

どんなことやるのでしょう？

オリンピック閉会式で行われる「フラッグハンドオーバーセレモニー」とは？

華やかな開会式から17日間の激闘が続き、リオオリンピックは8月21日（日本時間では8月22日）に閉会式を迎えます。

自国の応援を背負ってメダル獲得に全てを懸けた選手達の闘いの終わりでありますが、次へのスタートでもあります。

オリンピックは閉会と共に次のオリンピック開催地に引き継がれるのですが、

その儀式は「フラッグハンドオーバーセレモニー」と呼ばれ盛大に行われます。

昔は「アントワープセレモニー」と呼ばれたみたいですが、それに関しては後ほど。

「フラッグハンドオーバーセレモニー」

オリンピック（夏季）の第1回目は1896年にアテネ（ギリシャ）で開催されましたが、

五輪旗が掲揚されるようになったのは1920年、第7回目のアントワープオリンピック（ベルギー）から。

オリンピック宣言もこの大会から行われたのだそうです。

メイン会場に掲揚された五輪旗は、オリンピックの閉会式で降ろされ次の開催都市へと引き継がれます。

開催地の市長からIOC会長に返還され、IOC会長から次回開催都市の市長に手渡されるのですが、

この儀式が「フラッグハンドオーバーセレモニー」

出典画像：https://tokyo2020.jp

閉会式の後半に五輪旗は引き継がれ、その後静かに聖火は消灯されるのです。

☑五輪旗はどこに保管される？

手渡された五輪旗は、次の開催都市の市役所で開催まで保存さるそう。

2020年は東京オリンピック。

五輪旗は東京都庁に保管されるのですが、知事室に飾られ保管されるのでしょうか？

そもそも五輪旗とは？

もともと五輪旗はアントワープ市から寄付されたもので”アントワープ旗”とも呼ばれていましたが、

1988年のソウルオリンピックからはソウル市寄付の”ソウル旗”が使われています。

東西冷戦のため1980年のモスクワ大会から1984年のロサンゼルス大会に五輪旗の受け渡しがされなかったの原因。

アントワープ旗を使用していた時は、五輪旗の引き継ぎ儀式を「アントワープセレモニー」と呼んでいたのですが、ソウル旗になってから「フラッグハンドオーバーセレモニー」と呼んでいるらしいです。

リオ五輪の閉会式　五輪旗の引き継ぎまでの流れとは？

オリンピックの閉会式は以下の流れで行われます。

⑤からが「フラッグハンドオーバーセレモニー」ですね。

次回2020年は東京開催のため、小池都知事が⑨で五輪旗を受け取ることになります。

それに続いて東京、そして日本を世界に紹介する約8分間のパフォーマンスが行われる大切なプレゼンテーションに移ります。

事前のニュースでは椎名林檎さんの名前があがっていますが出演するわけではなく、パフォーマンスの「検討メンバー」としてプランニングに関わるようですね。

以下がフラッグハンドオーバーセレモニーの「検討メンバー」

〈プランニング担当〉

佐々木 宏
（クリエイティブディレクター）
椎名林檎
（音楽家／演出家）
菅野 薫
（クリエイティブテクノロジスト）
MIKIKO
（演出振付家）

〈アドバイス担当〉

宮田亮平
（東京藝術大学学長／文化・教育委員会委員長）
竹内 誠
（東京都江戸東京博物館館長）
小谷実可子
（オリンピアン／東京2020オリンピック・パラリンピック招致アンバサダー）
田口 亜希
（パラリンピアン／一般社団法人日本パラリンピアンズ協会理事）

前回の2012年ロンドン五輪では、サンバ隊やブラジルの歌手、ラッパーが登場。

そしてブラジルへの招致活動に尽力したサッカー元ブラジル代表のペレ氏も登場し、話題のプレゼンテーションとなりました。

今回のリオ五輪ではどんなパフォーマンスで、東京そして日本をアピールしてくれるのでしょう。

ペレ氏のような世界で誰もが知るようなBIGスター登場は期待できませんが・・・。

リオ五輪の閉会式はNHKで生中継されます！

リオ五輪閉会式の放送予定は日本時間で

8月22日（月）朝8時から！

平日のこの時間では皆さん生中継で見れそうもありませんね。

家に帰ってからハイライト放送を見るか、パソコン・スマホからインターネット配信される動画を見るか？

オリンピックの閉会式はパフォーマンスなど含めて3時間くらいはやっているので、

小池都知事が「フラッグハンドオーバーセレモニー」で五輪旗を受け取るのは始まってから3時間後くらいになりそうです。

東京オリンピック開催まであと4年。

この感動は私達の身近で起こるのですね！