台風の目は何故出来る?目の中では風や雨が止み晴れるのは何故?

生活の知恵
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勢力の強い台風は、中心部に「台風の目」ができます。

勢いが弱くなってくるとその目は無くなるそうですが、よく聞くこの「台風の目」とは何故出来るのでしょう?

その中心部では、風や雨も止み晴れると言われていますが・・・。

 

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台風の目は何故出来る?

 

台風は熱帯低気圧が発達し、周辺からの空気が強く流れこんでくることで起きます。

空気の流れは強い回転を生み、その回転が強いほど強力な風を生み出すのです。

そしてその中心部には、「台風の目」と呼ばれるものが存在することはよく聞きますが、なぜそんな現象が起きるのでしょう?

 

状況で例えるなら、洗濯機の渦を思い浮かべてみて下さい。

水だけを入れて洗濯機を回した時には遠心力で水の中心部は凹みますよね。

これがもっと高速回転した時は、洗濯機の中心部は水が無くなった状態になります。

同じような状況になった台風も、回転速度が速いほど中心部に風が入り込めず、雲も無くなり風も止んでしまうのです。

 

衛星写真などでよく見る「台風の目」は、同じような理屈から。

そしてその「台風の目」に入った地域は雨も止み、雲も無く晴れ、風も弱まると言われていますが何故そんな現象になるのでしょう?

 

台風の目の中は風も雨も止み晴れるのは何故?

 

遠心力と気圧傾度力がほぼ釣り合うことで、風が中心部に入り込めない状態になったのが「台風の目」でした。

同時に中心付近には湿った空気も近づけなくなり、上昇気流が発生しなくなります。

上昇気流が発生しなくなれば積乱雲ができなくなり、それによって雨が降ることも無くなるのです。

台風の目の中が風も雨も止み晴れるのは、これらのことが重なり起きている現象。

その現象をとらえた投稿映像です。

 

しかし、「台風の目」ができるのは、あくまで勢力が強い時。

勢力が弱まれば、「台風の目」と言われる部分も無くなります。

沖縄、九州、四国などの地域で住んでいる人達は経験することが多いでしょうが、上陸後に通過する北陸や東北に住む人には、中々お目にかかれるものではありません。

 

まとめ

近年は上陸後に勢力を弱めることが多いので、北陸、東北方面にまで多大な被害を与える台風はやって来ませんが、毎年のような異常気象から考えると、何時どんな事が起きるのか怖い所でもあります。

予想の出来ないことが起きた時の、備えや心構えは忘れずに、油断をしないことが肝心ですね。

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