甘くて瑞々しい梨って?
美味しい梨の品種をランキングしてみました!
梨は大きく分けると「赤梨」と「青梨」に区別されます。
果皮が褐色のものが赤梨、緑っぽいものが青梨となるのですが、甘さでいえば赤梨、瑞々しさでいえば青梨と言えるのかな?
でも、両方を兼ね備えた”甘くて瑞々しい梨”ってのがいちばん良いですよね♪
消費者としては当然の気持ちです。。。
でも、どれが一番美味しいの?
梨は甘いだけではもの足りない、瑞々しいだけでは美味しくないと思いませんか?
迷える貴方のために美味しい梨の品種を
”甘さと瑞々しさのバランス” でランキングしてみました!
「旬の時期」や「代表的な産地」も併せてご紹介します。
美味しい梨の選び方!どうやって見分ける?のかも最後に書いておきますので読んで下さいね。
第10位 にっこり
にっこりは赤梨に分類されます。
果実の大きさは800gほどあるので大きな梨と言えます。果皮の色は赤褐色。
果肉はジューシーで酸味が少ない感じです。
✅甘さ(糖度)や瑞々しさ(水分)は?
果肉は柔らかめでシャリッとした歯ざわりが特徴的。
酸味が少なく甘さが強いジューシーな味わいです。
果実が大きいほど糖度が高いらしいですよ!
甘さと瑞々しさのバランスで第10位とさせてもらいました。
✅旬の時期 代表的な産地は?
10月後半から11月いっぱいまで店頭に出回ります。
梨の生産量では全国で12位。
栃木で作られた梨。ほぼ栃木県で作られています。
第9位 秋栄(あきばえ)
秋栄(あきばえ)は赤梨に分類されます。
果実の大きさは300~400g程度で、果皮の色は青みがかった褐色から熟すと褐色となっていきます。
柔らかいけれどシャキシャキ感がありジューシーなのが特徴。
✅甘さ(糖度)や瑞々しさ(水分)は?
シャキシャキした食感で歯ざわりが良く瑞々しい!
甘みも強く上品な香りが口の中に広がります。
「二十世紀梨」と「幸水梨」との交配で、それぞれの良いところを引き継いでいます。
甘さと瑞々しさのバランスで第9位とさせてもらいました。
✅旬の時期 代表的な産地は?
8月から9月にかけて店頭に出回ります。
梨の生産量では全国でも少数。
鳥取のオリジナル品種の為鳥取のみで作られています。
第8位 新興(しんこう)
新興(しんこう)は赤梨に分類されます。
果実の大きさは400~500g程度で、果皮の色は褐色で多少いびつな形をしています。
シャキシャキした食感でジューシー。程よい甘み。
✅甘さ(糖度)や瑞々しさ(水分)は?
シャキシャキした歯ざわりと上品な甘さが持ち味です。
果汁がとても多く、程よい甘さに柔らかい酸味があるのが特徴。
水分をたっぷり含んだ爽やかな味わいの梨です。
甘さと瑞々しさのバランスで第8位とさせてもらいました。
✅旬の時期 代表的な産地は?
9月から11月まで店頭に出回ります。
梨の生産量では全国で6位。
新潟で作られた梨なので新潟県が代表的な産地。鳥取でも多く作られています。
第7位 愛宕(あたご)
愛宕(あたご)は赤梨に分類されます。
果実の大きさは1kg以上にもなる日本一大きな梨。果皮の色は褐色で果肉は少し柔らか。
✅甘さ(糖度)や瑞々しさ(水分)は?
柔らかで粗めの果肉。甘みは強く独特の香りが特徴的。
フルーティーな甘みと香りは洋梨をイメージします。
追熟すると糖度が高まって果汁もたっぷり増しますよ!
甘さと瑞々しさのバランスで第7位とさせてもらいました。
✅旬の時期 代表的な産地は?
梨の中では12月から1月までが時期といった珍しい梨です。
貯蔵性が高いので春まで見かけることも。
梨の生産量では全国で11位。
岡山県がダントツで、鳥取県も代表的な産地。
第6位 秋月(あきずき)
秋月(あきずき)は赤梨に分類されます。
果実の大きさは500g以上となる大型の梨。果皮の色は褐色で赤梨の中ではかなりジューシーなのが特徴です。
✅甘さ(糖度)や瑞々しさ(水分)は?
果肉は柔らかくてとても甘く果汁も豊富!
酸味も少ないので甘みを強く感じます。
洋梨に近いフルーティな香りと甘さが特徴ですが、
甘い梨にありがちなまったりとした味とは少し違います。
甘さと瑞々しさのバランスで第6位とさせてもらいました。
✅旬の時期 代表的な産地は?
9月後半から11月中頃まで店頭に並んでいます。
梨の生産量では全国で第5位。
茨城県、千葉県、栃木県が代表的な産地。
第5位 新高(にいたか)
新高(にいたか)は赤梨に分類されます。
果実の大きさは800g以上で1kgを超えるものも普通にあります。果皮の色は褐色で果肉が白いのが特徴です。
✅甘さ(糖度)や瑞々しさ(水分)は?
果肉にシャキシャキ感と甘さがあるのが新高。
果汁が多く歯ごたえのある触感。
酸味が少ないみずみずしい甘さで香りも良く人気の品種です。
爽やかな歯応えは梨の王様とも呼ばれています。
甘さと瑞々しさのバランスで第5位とさせてもらいました。
✅旬の時期 代表的な産地は?
9月後半から11月中頃まで店頭に並んでいます。
梨の生産量では全国で第3位。
熊本県や千葉県が代表的な産地。
第4位 南水(なんすい)
南水(なんすい)は赤梨に分類されます。
果実の大きさは350gほど。果皮の色は褐色で果肉が柔らかいのが特徴。
✅甘さ(糖度)や瑞々しさ(水分)は?
南水の特徴は甘みが強いこと。
梨の中ではトップラスの糖度と言えるでしょう。
それでいて果汁もたっぷり。
果肉は柔らかくてシャリッとした歯ざわり。
甘さと瑞々しさのバランスで第4位とさせてもらいました。
✅旬の時期 代表的な産地は?
9月から10月にかけて店頭に出回りますが、旬の時期は10月です。貯蔵され11~12月でも店頭に並んでいることも。
梨の生産量では全国で第7位。
長野県が代表的な産地。
第3位 豊水(ほうすい)
豊水(ほうすい)は赤梨に分類されます。
果実の大きさは350~400gくらいの大玉の梨です。果皮の色は褐色ですが少し赤みがかっているのが特徴です。
✅甘さ(糖度)や瑞々しさ(水分)は?
豊水はその名の通り果汁が多いのが特徴です。
ジューシーさでは一番かも!
味はとても甘くて濃厚ですが、程よい酸味もありバランスが絶妙。
柔らかな食感が好きな人には人気の梨です。
甘さと瑞々しさのバランスで第3位とさせてもらいました。
✅旬の時期 代表的な産地は?
8月から10月にかけて店頭に出回りますが、旬の時期は9月です。
梨の生産量では全国で第2位。
千葉県や茨城県、福島県が代表的な産地。
第2位 二十世紀(にじっせいき)
二十世紀(にじっせいき)は青梨の代表的な品種です。
”にじゅっせいき”とは読まず”にじっせいき”が正式な呼び名です。
果実の大きさは300gくらいで、果皮の色は黄緑色をしていますが熟すにつれて黄色くなってきます。
酸味が少ない二十世紀が食べたければ黄色いものを選びましょう。
✅甘さ(糖度)や瑞々しさ(水分)は?
二十世紀は固めでシャリシャリした食感とジューシーさが最大の特徴。
どちらかというとあっさりした甘さなのですが、それゆえに幾らでも食べれる!
緑色の頃はほどよい酸味と甘さ。少し黄色味が増したころは甘味もほどよく、全体が淡黄色になると甘さは最高になります。
甘さと瑞々しさのバランスで第2位とさせてもらいました。
✅旬の時期 代表的な産地は?
8月から10月にかけて店頭に出回りますが、旬の時期は9月です。
梨の生産量では全国で第4位。
鳥取県や長野県が代表的な産地。
第1位 幸水(こうすい)
幸水(こうすい)は赤梨に分類されます。
果実の大きさは250~300gくらいで、果皮の色は褐色ですがシーズンの初めは黄緑がかった褐色をしています。
熟していくと褐色になるので酸味が少ないものを選ぶなら褐色の幸水を選びましょう。
✅甘さ(糖度)や瑞々しさ(水分)は?
酸味は少なく糖度が高いのが特徴。果肉は柔らかくてとてもジューシーです。
食べると分かる幸水特有の風味も良いですね。
日本で一番多く作られている梨なのでスーパーでもよく見かけるはずです。
では、なぜ多く作られているのか?
それは当然美味しいからでしょ~。
甘さと瑞々しさのバランスで第1位とさせてもらいました!
✅旬の時期 代表的な産地は?
7月から9月にかけて店頭に出回りますが、旬の時期は8月です。
千葉県や茨城県が代表的な産地。
日本で一番多く作られている梨です。
美味しい梨の選び方!どうやって見分ける?
美味しい梨って種類にかかわらず共通した選び方があります。
美味しい梨の選び方!どうやって見分ける?
・形が良い
・ずっしり重い
・おしりが広い
・色ムラがない
・茎がしっかりしている
・手触りはザラザラしている
・実の下側の凹みが大きい
・横に広がって大きい
・同じ大きさなら重みがあるもの
梨は果皮がザラザラしていますが熟すにつれてツルツルになってきます。
完熟の梨が食べたいのなら表面がツルツルしてきて、「赤梨」なら濃い褐色となったもの、「青梨」なら黄色っぽくなったものがより甘みを増しているでしょう。
まとめ
「美味しい梨の品種をランキング!」
甘くて瑞々しい梨の第1位は”幸水(こうすい)”でした!
えっ? 普通すぎましたか?
でもこれだけ多く作られているってことはやっぱり美味しいからなんです。
梨と言えば”幸水(こうすい)”か”二十世紀(にじっせいき)”かがツートップの人気者!
他の梨に興味があったら3位以下を参考にお試しあれ!
しかし、そこら辺に売っていない場合が多いのでネットで注文することになりそうですが・・・。
お取り寄せで梨を食べるのは中々贅沢!
でも、たまには良いんじゃないでしょうか♪
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