桜の名所として知られ毎年多くの花見客で混雑する大阪造幣局の「桜の通り抜け」
開催期間は1週間なのに平成28年は約70万人、近年は毎年50~80万人もの花見客が集まります。
平成17年には最高の114万7千人が来場したんですって。凄いっ!
その人気の秘密はなんといっても”桜の種類の多さ”ですよね。
色々な種類の桜を楽しみたい人には最高だと思います。
これだけの種類の桜を一度に見られるのは他にありませんから。
その「桜の通り抜け」で有名な大阪造幣局の桜は
2017年で「134種類」となるようです。
これだけ多いと何が何本あるのかまったく分からないですよね。
ですから桜の種類を「一覧」にしてみました!
大阪造幣局の桜の種類を一覧でご紹介!
そして2017年の開催期間って?「今年の花」って?
造幣局「桜の通り抜け」の楽しみ方
桜の名所と呼ばれるところは全国にいくつもあります。
例えば同じ関西であれば京都の「醍醐寺」や奈良の「吉野山」
「醍醐寺」は樹齢180年の枝垂桜や100年の染井吉野が見事。約1,000本の桜が咲いています。
「吉野山」はその密集した豪華さが見事。約200種3万本の桜が咲きます。
「桜の通り抜け」は「醍醐寺」の樹齢や本数にはかないません。「吉野山」のスケールや本数、種類にはかないません。
でも、133種・約350本(平成28年現在)もの様々な桜を全て間近で見ることができるのです。
日本の桜の種類3分の1がここにあり、各地の原種や変わった品種の保存場ともなっています。
これは日本で最大の桜の博覧会、展示会と言えるかも。
一般花見客のために1週間限定で開放しているといった「期間限定」も興味をそそりますよね♪
【2017年の開催期間】
2017年「桜の通り抜け」の開催期間はまだ発表されていません。
例年は3月中頃に決定するので大阪造幣局のHPから確認できるでしょう。
また、ニュースなどで耳にするかも知れませんね。
桜の開花に合わせての開催になるでしょうが多くは遅咲きの八重桜です。
2016年は4月8日から4月15日までの1週間。今年もほぼ同じ頃になるでしょう。
造幣局構内の全長560mの通路には一点ものの桜がたくさん咲いていて見どころいっぱい!
「桜の通り抜け」に向かう前に桜の種類を事前に調べておくと良いですよ。
造幣局 桜の通り抜け 桜の種類「一覧」
大阪造幣局の「桜の通り抜け」は明治16年(1883年)から始まり毎年一種類の桜を増やしてるらしいですね。
133年目の2016年時点では133種類でしたので、1年に一種類ずつ増やし続けたのでしょうか?
ちなみに2016年に新しく加わった桜は「類嵐(たぐいあらし)」と呼ばれる品種。
2017年ではもう1種類増えることと思います。
その桜133種類は、大阪造幣局のホームページで写真と簡単な説明付きで確認できます。
※大阪造幣局ホームページ 桜の通り抜けの桜樹一覧表
http://www.mint.go.jp/enjoy/toorinuke/list_of_cherry_blossom_index.html
「あいうえお順」でまとめられているのでクリックすれば出てくるのですが、その種類を一気に並べて見ることはできません。
ですから私がコツコツと抜き出して「一覧」にしてみました!
1本しかなかったり2本だったり、有名な八重桜の「関山」は66本もあったりします。
本数別に並べてありますよ!
桜の種類「一覧」
❏1本しかない桜 49種
東錦、天城吉野、雨宿、有明、伊豆最福寺枝垂、市原虎の尾、雨情枝垂、渦桜、江戸、奥都、御室有明、思川、寒桜、簪桜、関東有明、黄桜、貴船雲珠桜、麒麟、胡蝶、御殿匂、駒繋、作並山、笹賀鴛鴦桜、十六日桜、水晶、墨染、仙台屋、千里香、染井吉野、園里黄桜、太白、手毬、名島桜、南殿、匂桜、八天桜、萬里香、日暮、緋桜、平野妹背、平野寝覚、不断桜、紅提灯、紅南殿、箒桜、松前紅紫、松前八重寿、弥彦、六高菊
❏2本ある桜 42種
早晩山、糸括、永源寺、大沢桜、大島桜、春日井、祇王寺祇女桜、衣笠、桐ヶ谷、黒田百年、兼六園菊桜、高台寺、幸福、小手毬、琴平、笹部桜、佐野桜、塩竈桜、静香、枝垂桜、芝山、須磨浦普賢象、千原桜、奈良八重桜、二度桜、花染衣、林一号、林二号、日吉桜、福禄寿、帆立、松前、松前薄紅九重、松前琴糸桜、御車返、八重曙、八重紅大島、八重紅枝垂、八重紫桜、山越紫、夕暮、養老桜
❏3本ある桜 18種
天の川、伊予薄墨、浦和、鎌足桜、菊桜、九重、御信桜、朱雀、泰山府君、平野撫子、紅笠、紅時雨、紅豊、法明寺、牡丹、都錦、楊貴妃、蘭蘭
❏4本ある桜 6種
大手毬、紅華、二尊院普賢象、花笠、紅玉錦、八重紅虎の尾
❏5本ある桜 4種
一葉、妹背、大提灯、御衣黄 4種
❏7本ある桜 2種
鬱金、紅手毬
❏12本ある桜 1種
普賢象
❏66本ある桜 1種
関山
確認できたのは123種類で323本。
2016年は133種類で約350本あるはずなので、10種類の桜で30本くらいが不明でした。
大阪造幣局のホームページでは、
”リンクのないものは、該当する頭文字の品種がありません。”
とあるので五十音以外の頭文字を持つ桜が存在するといったこと?ですかね・・・。
なんとも気になるのですが調べようもありません。
平成29年(2017年)「今年の花」は?
造幣局では通り抜けの桜に親しみを持ってもらうため、数多くの桜の品種のうちから一種を「今年の花」として選び毎年紹介をしています。
平成28年の花は「牡丹(ぼたん)」でした。
「牡丹」は大島桜系の里桜で、花はふっくらした牡丹の花を思わすような淡紅色の優雅な大輪。花弁数は15枚程ある桜だそうです。
では平成29年「今年の花」は?
ですが、「今年の花」は今年の開催期間が発表された後に知らされるでしょう。
どの桜が「今年の花」か? 楽しみに待ちましょうね!
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