子供たちが興味を持つ夏の楽しみ。
男の子なら「カブトムシ」は鉄板です!
でも、カブトムシってあんまり長生きしないですよね。
私の飼い方が悪いのかも知れませんが、皆さんどうですか?
そんな私の長年の疑問から、
”カブトムシの寿命ってどれくらい”なのか調べてみました!
・オスとメスの平均
・他の昆虫と比べると?
・長生きさせるコツ
など様々な角度からお伝えしていきます!
カブトムシの平均寿命ってどれくらい?
皆さんもカブトムシを虫カゴや飼育ケースで飼ったことがあると思いますが、
けっこう早く死んじゃうと思いません?
これは飼育環境が悪いとも言えるのですが、それを抜きとして考えた場合(自然での環境)
ざっくりと言ってカブトムシの平均寿命ってどれくらいなんでしょう。
【カブトムシのオスの場合】
カブトムシのオスの場合は、平均寿命は1~2ヶ月です。
天敵に狙われたり、オス同士の喧嘩で傷ついたりして寿命が短くなることはありますが、
ほとんどこれくらいだと思って下さい。
【カブトムシのメスの場合】
カブトムシのメスの場合は、オスより少し長くて平均寿命は2~3ヶ月です。
子孫繁栄の使命が有る為か、メスはオスより粘り強く生きていきます。
これは、私達が知っている「カブトムシ」姿をしている”成虫”となってからの寿命です。
しかしその前は、地面の中で静かに過ごしている”幼虫”の時代があります。
その時代も含めるならば、カブトムシの寿命は1年くらいと言えます。
他の昆虫の寿命と比べると?
ほとんどの昆虫(成虫の場合)は、季節ごとに寿命をまっとうします。
カブトムシの寿命もひと夏で終わってしまうのですが、これって短いのでしょうか?
皆さんが良く知っている昆虫と比較してみましょう。
【セミの場合】
セミの寿命は、成虫となってから約1ヶ月ほどです。
よく一週間とか聞きますが、それは間違いのようですね。
地中で生活している幼虫の時期は2~6年と、かなり長いのには驚きです。
【モンシロチョウの場合】
モンシロチョウの寿命は、成虫となってから約2~3週間です。
卵を産むためにオスよりメスのほうが少し寿命が長いようです。
幼虫の期間が約1ヶ月、そしてさなぎの期間が約2週間くらいあるようです。
【トンボの場合】
トンボの寿命は、成虫となってから約1~2ヶ月程度と言われています。
長いものでは何ヶ月も生きるものもいるんです。
ヤゴと言われる幼虫の期間は1ヶ月くらいですが、種類によっては数年の場合もありかなり様々です。
【バッタの場合】
バッタの寿命は、皆さんが知っているショウリョウバッタで成虫となってから約5~6ヶ月くらいと言われています。
基本的に冬を越すことはできないのです。
卵から考えると約1年生きていることになります。
この中ではバッタはかなり長いのですが、基本的に昆虫(成虫)の寿命は1~2ヶ月程度が多いようです。
ですから、カブトムシの寿命が短いとは言えません。
それより短かい場合は飼い方が悪かったのかもしれませんね。
でも、カブトムシを飼う場合は”長生きさせるコツ”があります!
そのコツを知ればもっと長く楽しく付き合うことができるのです。
カブトムシを長生きさせるコツは?
カブトムシを長生きさせるコツは”環境を整える”ことです。
環境が悪ければ間違いなく何らかの害が出てきます。
どうすればその環境を作れるのでしょう。
カブトムシを長生きさせる環境とは?
カブトムシを長生きさせる環境を考えた場合、気を付けたいのはこの3つです。
・虫カゴはできるだけ大きめの物を選ぶ
・湿度と温度を保つ
・与える餌を考える
それぞれどうしたら良いのか見ていきましょう。
【虫カゴはできるだけ大きめの物を!】
20~30cmくらいの虫カゴで飼育しようと思わないで下さい。
そのサイズは昆虫採集用のカゴで、飼育するためのカゴではありません。
40~50cm以上のケースに1/3~半分くらいの土を入れてあげて、しっかり湿り気を保っておきましょう。
土は腐葉土であればベストです。
【湿度と温度を保つ】
カブトムシを飼育しているケースは、皆さん部屋や廊下や玄関などの日の当たらない場所に置いていると思います。
直射日光は厳禁なのでそれで良いのですが、適温を考えると20度~29度までが良いでしょう。
20度以下は動けなくなりますし、30度以上は体力が弱くなってしまいます。
湿度も無いと弱っていくのでスプレーで土に湿り気を与えて下さい。
【与える餌はこれ!】
市販のゼリーも悪くはありませんが、他にも適したもがあります。
例えば、バナナやリンゴ、キュウリやスイカの皮(白い部分)などが良いですよ。
とくにバナナは水分も少ないので、カブトムシの便や尿も少なく飼育環境が衛生的になります。
2日に一度、3分の1程度のバナナを入れ替えて与えましょう。
カブトムシを捕まえる時の”トラップ”にもバナナを使うと効果的です。
カブトムシの寿命?嫌な予兆は?
カブトムシを飼っていると、こんな瞬間に気付きませんか?
これって嫌な事が起きる予兆です。
カブトムシの寿命がきたのかもしれません。
・今までと違って餌を食べなくなる。
・元気に動いていたのに動きがおかしくなる。
・いつもは土の中に潜っている事が多いのに、土の上にずっと出ている。
引っくり返ったまま手足も動かないようならもうアウトです。
しかし、その前に予兆を知ったとしても私達にはどうする事もできません。
自然に任せるしか方法は無いのですが、せめて
”長生きさせるコツ”
を知っていれば、もう少し長く付き合う事が出来たかもしれませんね。
カブトムシは適当に虫カゴに入れて虫エサを入れておけば良いわけではないのです。
ちゃんとカブトムシを長生きさせるための環境は作ってあげましょう。
カブトムシはどこで手に入れる?
普通、私達が住んでいる所にはカブトムシはいませんし、捕まえることはできません。
まだ自然が多かった昔なら、街灯や玄関の照明などの強い明かりがある場所で偶然捕まえる事もできたのですが、
よほど山間部じゃない限り、現在ではそんなことはまず無いです。
現在では、カブトムシを手に入れるなら買ってくるのが一番簡単で手っ取り早い方法と言えますよね。
でも、ちょっと冒険して捕まえに行くってのも楽しいかも知れませんよ!
カブトムシを買ってくる!相場は?
今はホームセンターに行けばカブトムシは簡単に手に入る時代です。
7月始めから8月終わりまでの期間は、い~っぱいカゴに入れられて売られていますよね。
昔はデパートでしか買えなかったのでレアな存在だったのですが、今はホント気軽に買えちゃう時代。
カブトムシが育つ環境が減っているのにカブトムシが簡単に手に入るってのも皮肉なことですが、
子供たちにとっては嬉しいことです。
【相場はいくら?】
カブトムシの相場って今はオスで400~500円、メスで300円くらいです。
ハッキリとは分かりませんが、昔は倍くらいしていたと思うのですが・・・
子供の頃だったのでお金の価値の違いもあったでしょうが、
現在のように簡単に買える感じでは無かった気がします。
※一緒に買っておきたいもの
カブトムシを飼うときに、虫カゴか飼育ケースは絶対用意しますよね。
それ以外にも餌くらいは思い付くはずですが、他にもこんな物を用意して欲しいのです。
カブトムシを飼う時に最低必要なものまとめ!
・カブトムシ飼育用ケース
・昆虫マット(昆虫飼育用の腐葉土)
・枯れ葉やのぼり木
・餌
・霧吹き(湿り気を与える)
カブトムシを育てる上で最低これが必要です。
買おう!と思ったら、必ず一緒に用意して下さいね♪
ホームセンターなどでは早ければ6月後半から買うことができます。
夏休みも終わりそうな8月後半のカブトムシは、すでに寿命ギリギリなのでそんな時期に買うのはやめましょう。
カブトムシが元気で活発な時期は7月と思って下さい!
カブトムシを捕まえる!どうやって?
カブトムシはホームセンターなどで簡単に、しかも安く買うことができます。
でもこれってつまんなくないですか?
どうせなら自分で捕まえて見ません?
簡単に手に入れるのではなく、苦労して自然にいるカブトムシを捕まえてみましょう。
捕まえた時は感動です!
どこで捕まえる?
カブトムシを捕まえるなら、山間部やその周辺の集落が狙い目となります。
夏休みに皆さんが利用する避暑地も自然も多いので、お出かけの時は探索してみると良いですよ。
私も那須に行った時は、子供たちと早朝から探索に行きカブトムシのメスをゲットしました。
夜は街灯を目指して飛んでくるので周辺にいる可能性は高いです!
あなたの近所でも、古くからあるクヌギやコナラの木があるところなら可能性はあるかもしれません。
どうやって捕まえる?
カブトムシが好むクヌギやコナラが密生する場所で、毎年樹液が出る木を知っていれば楽勝です。
でも、そんな場所は知る人ぞ知るって言う超穴場ですし、そこに行くまでけっこうけわしかったりします。
経験豊かな人を探して連れて行ってもらうのが賢明でしょう。
服装などもしっかり防備していく必要があります!
そんな関連記事はこちら。
⇒「カブトムシが採れる場所って?夏休みは親子でカブトムシ探しをしよう!」
これ実は私の息子が小さい時に、田舎の親戚に連れて行ってもらった時の事です。
それなりに捕まえることはできましたが、道中は子供にとってけっこうハードだったようです。
来年も行きたいとは言いませんでした・・・
カブトムシを偶然見つけられればラッキーですが、本気で採りに行こうと思ったらそれなりの準備と覚悟が必要と言えるでしょう。
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