かにみその正体は?色や形や味の違いと美味しいかにみその選び方!

生活の知恵
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かにみそってどうしてあんなに美味しいんでしょう^^

でも、「かにみそ」の正体って、ナニ?

 

高級食材であった蟹も今ではスーパーで気軽に買える時代となりました。

ご馳走だった蟹も今や気軽に食べれる食材です。

でも安い蟹を買うと身はスカスカですし、私の大好きな「かにみそ」も微妙な味。

けっこう悲しい思いをすることも多々あります。

 

この記事では、

かにみその正体かにみその色や形の違いについて

また、美味しいかにみそのご紹介や、回転ずしのかにみその正体についてお伝えしていきます。

 

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かにみその正体は?いったいどの部分?

 

蟹を食べるときの楽しみの一つは「かにみそ」。

甲羅の上の頭っぽいところにあるので「かにの脳みそ」と誤解されがちですが、それは違います。

蟹の内臓である中腸線(ちゅうちょうせん)のことを私たちはかにみそと呼んでいるのです。

 

中腸線とは?

中腸線とは節足動物や軟体動物の消化管で、肝臓や膵臓がそれにあたる部分です。

肉の部位で言えば肝臓はレバーですし、膵臓はシビレと呼ばれるフォアグラのような部位。

イカに例えるとイカわた。エビに例えるとエビの頭にある味噌。帆立貝や牡蠣の黒い部分もこの「中腸腺」にあたるそうです。

これらは栄養摂取と消化液分泌機能を持っている部位で栄養価が豊富です。

 

蟹の脳みそはどこにあるの?

蟹の脳みそは神経のような繊維の集まりで、甲羅の先端付近にあります。

見た目では区別できないほどの小さい塊で、私たちが一般的に想像する「脳みそ」と呼ばれるような形ではありません。

こちらの動画を見れば分かりますが、そう簡単に見つけられるような部位ではないのです。

 

かにみその色や形が違うのはなぜ?

 

かにみその色や形は蟹の種類によって違ったり、同じ種類でも蟹の大きさや身の入り具合によっても違っていたりします。

かにみその色の違い

茹でた状態では分かりませんが、生のまま蟹の甲羅を取ってやると味噌にあたる部分はキレイなオレンジ色をしています。

それが時間が経つにつれだんだんと黒っぽい色に変化していくのです。

注)蟹の種類によっては黒っぽい蟹味噌もあります。

生きの悪いかにみそは綺麗なオレンジ色では無く、くすんだ色をしているので注意しましょう。

 

かにみその色は鮮度の関係もありますが、蟹が食べているものによっても違いがあります。

《ズワイガニ》・・・オレンジ色のかにみそ
ズワイガニは雑食。貝類・多毛類(ゴカイなど)・魚介類の死骸・脱皮後の殻まで食べます。
《タラバガニ》・・・オレンジ色のかにみそ
タラバガニは肉食。貝類・多毛類(ゴカイなど)を食べます。
《毛ガニ》・・・オレンジ色のかにみそ
毛ガニは肉食。貝類・多毛類(ゴカイなど)・小魚・甲殻類を食べます。
《花咲ガニ》・・・黒っぽい色のかにみそ
花咲ガニは特殊。昆布を食べています。

 

ズワイガニ・毛ガニ・タラバガニなどのかにみそはオレンジ色をしていますが、昆布を食べている花咲ガニは黒っぽい色をしています。

 

かにみその形の違い

かにみそは時間とともに形も変わってきます。鮮度の違いですね。

張りも無く形も潰れているかにみそは新鮮じゃありませんし、食べても旨味を感じません。

中には溶けている感じのかにみそもありますが、鮮度に問題があるかもしれないので食べるのは控えたほうが良いですね。

それ以外にも、しっかり栄養を取った蟹は身も詰まり、消化器官である「中腸腺」も旨味を持ったしっかりした形のかにみそが詰まっているでしょう。

 

美味しい”かにみそ”はどんな蟹?

 

多くの人は毛ガニのかに味噌が一番美味しいと言います。

濃厚でクリーミーな味は確かに美味!

他の蟹より味噌も多く入っている感じです。

 

しかし、私はズワイガニにかに味噌のほうが好み。

毛ガニに比べて”こってりしてしっかりした味”は大好きな日本酒にぴったり。

毛ガニより飽きが来ない感じですね。

 

しかし、しっかりした蟹を選ばないと味噌が少なかったり、ベチョベチョだったりするのでハズレも多いです。

美味しいかにみそを食べたいのであれば、安いものを買っては期待できないと言えるでしょう。

 

かにみそを食べるなら「毛ガニ」か「ズワイガニ」

タラバガニ・花咲ガニのかにみそは美味しくないので、基本的にかにみそを期待して食べるものではありません。

 

回転寿司の”かにみそ”って大丈夫?

 

最後に回転寿司のかにみそについて。

軍艦の中に盛られているかにみそを見ると、ボコボコ感がなくてトロ~っとしているから何か作り物のように感じてしまいます。

でも食べてみると、味は確かに紛れもないかにみその味がします。

 

この見た目の違和感はひと手間加えた加工をしているからでしょう。

多くの回転寿司では紅ズワイガニのかにみそが使われていますが、味噌には蟹肉や甘味料が加えてあるのだそうです。

手は加えてあるけれど間違いなくかにみそは使われています。安心してください。。。

 

まとめ

 

かに味噌の正体は大体みなさんも想像していたものだった?

生の時に見るとオレンジ色でグロテスクだから見ないほうが良いかも。

茹でたり焼いたりした後の食欲をそそる時に出会いたいですね。

そして選ぶならやっぱり魚屋さんおススメのしっかり身の入ったものを選びましょう。

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