桜の木に毛虫が発生する時期って?お花見の時は大丈夫?

生活の知恵
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お花見の時期がやってきますね。

満開となった桜の樹の下で、シートを広げてお弁当を食べたりお酒を飲んだり。

花より団子と言いますが、気付けば桜のことなんて忘れて盛り上がってしまいます。

でも、一つ忘れていませんか?

思い出して下さい。桜の木って・・・ そう毛虫がウジャウジャいるんだってことを。

ただ、考えてみればお花見の時期ってあまり見かけませんよね。

一応気になって上を見上げては用心してしまいますが、私は出くわした記憶がありません。

 

それから考えると、桜の木に毛虫がつく時期っていつ頃からなんでしょう?

お花見の時期って絶対大丈夫?

 

 

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桜の木に毛虫がつく時期って?

 

桜の木に毛虫がつく時期っていつなんでしょう?

公園を散歩していると、葉桜となった桜並木の下で”ボタボタ”と音をたて落ちてくるものがあります。

その音を聞く度に私は背筋が凍るような思いをするのですが、道に転がっているのはヤバそうな「毛虫」たち。

これがもし、桜の木の下を歩いている時に頭の上に落ちてきたら。。。

私は最悪の事態は避けたいと思いできるだけ桜の木の下は避けて歩きます。

 

私はこのトラウマから、お花見の時期にもできるだけ桜の木の下を歩くことは避けてしまうのですが、実際、この時期に毛虫は見かけたことはありません。

 

桜の木に毛虫が発生する時期は、温かい日が続く5月~9月頃と言われています。

現れるのは、桜の花が散り毛虫の餌となる若葉がつき始める頃から。

桜の見頃は3月下旬から4月下旬、遅いところでも5月上旬頃ですから、皆さんがお祭りモードで花見に出かけている時期はまだ毛虫が現れる前となります。

ですから、桜の木の下でシートを敷いてゆっくり食事を楽しんでいても心配ないはず。

なんですが・・・

じっさいに毛虫を見たって人はいます。この時期にまったくいないわけではないのです。

毛虫の発生は、その年の気象により早くなる場合もありますし、もともと4月に発生する毛虫もいるのだとか。

 

”花見の時期は毛虫を心配する必要はほとんどない”けど、”絶対にいないとは言えない”ってこと。

 

では、桜の木にどんな毛虫がいるのか?それはどんな毛虫で何月頃から発生するのか?

これからその代表的な毛虫を見ていきましょう。

 

桜の木に発生する毛虫の種類

 

花見の時期に毛虫に遭遇する可能性は、無いと言えませんがかなり可能性は低いようです。

しかし、5月以降からは注意しなくてはいけません。なぜなら、毛虫の大好物である桜の葉がつき始めるから。

桜の葉を好んで捕食し、発生する毛虫はこいつら。

毒のある毛虫もいますが、毒のない毛虫もいるようです。

 

❏刺されたら危険!毒のある毛虫

 

見た目もヤバイけど刺されるとヤバイ。

人体に影響を与える毒を持っている毛虫です。注意して下さいね。

 

・イラガ

刺されると激しい痛みが続き、その後かゆみが数日から一週間ほど続きます。

皮膚には炎症や水疱がでることも。

感電した時のような激しい痛みから、「電気虫(でんきむし)」とも呼ばれています。

7月~8月、サクラ、ウメ、ケヤキ、カキなどに発生。

花見の時期には発生しないのでその時期には心配する必要はなさそうです。

 

・ドクガ

黒くて背面にオレンジ色の筋模様が入っているいかにも危なそうな見た目。

鋭い毒針の毛が体を覆っています。

毒針の毛が皮膚に触れると、赤く腫れてかゆみは数週間も続くそうです。

6~8月にサクラ、コナラ、ハマナス、イタドリ、カキなどに発生

こちらも花見の時期には発生しないのでその時期には心配する必要はなさそうです。

 

❏安心?毒のない毛虫

 

見た目がヤバそうでも刺さない毛虫や毒のない毛虫もいます。

どちらにしても気持ち悪いので近づきたくはありませんが・・・・

 

・マイマイガ

背面には頭寄りが青、それ以降は赤くなる目立つ二列の点が並んでいて、長短の毛で全体が覆われています。

ドクガ科に分類されていますが、アレルギーでもない限り害(かぶれ)を受けることはありません。

4月から6月にかけてサクラ、クヌギなどに発生します。

時期的に花見時期の後半に発生する可能性がある毛虫ですので、もしかしたらいるかもです。

 

・メリカシロヒトリ

細い体は白く長い毛で覆われています。

仮に刺されても人体に影響はありません。(アレルギー反応を示す人に影響がある程度)

幼虫は5~7月と8 ~9月に出現(年2回)サクラ、カキなどに発生。

1匹の産卵数は800~1200個と極めて多く樹木に害を及ぼします。

 

・モンクロシャチホコ

体調5cmほどで、紫黒色の体に黄色い毛が生えています。

モンクロシャチホコの幼虫には毒はありません。それどころか食べると美味しいなんて話もありますが・・・

8月から9月にサクラ、ウメ、モモなどに発生。

桜の葉を食べてまる裸にしてしまうことで有名です。

 

もし、毛虫に刺されたら?

 

毛虫に刺された時の行動

 

毛虫に刺されたら、まず、皮膚に刺さった毛(針)を抜かなくてはいけません。でもコレけっこう大変なことなんですよ。

パッと見で毛虫には100本程度の毛が生えているのかな?と思いますが、実はその何倍もの毛があるのです。ちょっと刺されたと思っても、きっと100本くらいは刺さっているでしょう。

こんな厄介な毛虫の毛を抜くのに使える道具はガムテープ!

痒いところをペタペタすれば粘着力できれいに抜き取ってくれます。

お部屋掃除のコロコロも強力ですので使えます。

 

毛を抜き取ってしまったら、刺された患部に薬を塗っておきましょう。

 

効果的な市販薬

 

痒みがあるからって虫刺されの薬をとりあえず塗っていても収まらないでしょう。

毛虫に刺された時は、抗ヒスタミン薬やステロイド剤を使って下さい。

第一三共のアレルギール錠(抗ヒスタミン)田辺三菱製薬のフルコートF(ステロイド軟膏)などがおすすめです。

 

市販薬で収まらなかったら 何科に?

 

毛虫の毛(針)を取り去って、市販薬を塗っても症状がおさまらない場合は病院に行きましょう。

虫刺されなので皮膚科かアレルギー科で診察してもらって下さい。

今までの経過を伝えて医師の判断をあおぎましょう。

 

まとめ

 

お花見の時期に毛虫はいるのか?

答えは、”ほとんど心配する必要は無いけれど、もしかしたらいるかもしれない”

と言うことになりますね。

早めに発生するマイマイガもいますが、毒は無いので刺されることでの心配はありません。

あとはニュースなどに気をつけて、異常気象でのイレギュラーな毛虫の発生に注意しておきましょう。

お花見に行って桜の樹の下でシートを引いて準備万端。

でも、いきなりそこに毛虫が落ちてきたなんてことになったら・・・

もう気持ち悪くてその後は台無しです。

お花見の時期に毛虫の心配をする必要は(ほとんど)無いのですが、可能性はあるので安心しきらないように!

そのことは頭においておきましょうね♪

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