ビールや日本酒にホント良く合います!
銀杏の旬は10~11月。
早生種は8月~9月に登場しますが、美味しい銀杏には毒性?があるとの話も。
そう言われると、”ギュッ”と詰まったその旨味には苦味も含まれ・・・。
もし、何かあるなら、大人、子供、どれくらい食べるとどうなるのか?
そうそう何十個も食べられるものでもありませんが、美味しい銀杏の食べ方と、食べ過ぎによる中毒の症状等を調べてみました。
美味しい銀杏 栄養は?
銀杏は、脂質、タンパク質、糖質、ビタミンA・B・C、鉄分、カリウムなどを含んでいる栄養価の高い食品です。
滋養強壮、夜尿症や頻尿、ぜんそくの治療やせき止め、たんを切る効果が期待できることから、高齢者にとってはありがたい食べ物。
しかも、高血圧も抑えてくれると言います。
甘みや苦味も、年寄り好みといえば、年寄り好み。
仮に50個食べてもわずか135キロカロリーなので、カロリーを心配するほどでもありません。
しかし!その摂取量、年齢によっては食中毒の症状が出ると言われています。
銀杏の食べ過ぎに注意!その毒性とは?
銀杏に含まれるMPN(4-O-メチルピリドキシン)は、ビタミンB6の作用を阻害して、腹痛・嘔吐・下痢・頻脈・消化不良などの食中毒様症状が出る事があります。
ひどい場合は、中枢神経を刺激し痙攣などを起こす可能性も。
多量に摂取すると、ビタミンB6欠乏症状を引き起こすのです。
この症状が起こりやすいのは、大人よりも子供が多いのだとか。
その理由は、
”大人には肝臓にMPNを解毒する酵素があるけれど、子供(小児)にはまだ解毒能力が発達していない”
その事から起こる中毒症状!
中毒症状の8割は10歳未満の子供で、特に3歳未満が多いと報告されています。
しかし、3歳未満に銀杏を食べさせる状況ってよく分かりません・・・。
大人の場合は、かなり多量に摂取した場合に限られているようです。
銀杏の中毒症状が起こる目安
銀杏の中毒症状が起こる可能性がある目安は次のように言われています。
10歳未満の子供・・・5~7粒以上
成人・・・40~50粒以上
5~7粒くらいなら、美味しいと感じれば、あっという間に食べてしまう量です。
でも、40~50粒となると、さすがに簡単に食べられる量ではありません。
肝臓の解毒能力云々もありますが、簡単に食べられる量で考えると、子供のほうが極端に少ないですね。
このことからも、子供達に銀杏を食べさせる時には注意が必要と言えます。
銀杏の美味しい食べ方
銀杏の食べ方といってもそう多くはありません。
「茶碗蒸」しに入れるか、「のっぺい汁」や「のっぺ」に入れたり、「串揚げ」にしたりもしますが、大体はそのまま”焼く”か”チン”して食します。
《レンジで”チン”》
銀杏の実をハンマーで軽く割ってから封筒に入れて2分ほどレンジで”チン”
殻を割らずにやると、殻の中の気体が膨張し爆発するので必ず割って下さい!
剥く手間が嫌な人はこの方法で美味しい銀杏を食べることができます。
《フライパンで炒る》
フライパンで炒る時は殻から炒るよりも、取り出した実を直接焼いたほうが香ばしいです。
香ばしさが一層引き立ち、塩をちょっと付けるだけで”たまらない”美味しさにビール、日本酒がすすみます!
美味しく銀杏を食べながらも、くれぐれも摂取量の事は頭に入れておいて下さい。
特に、子供には注意!
食べさせても1個程度にしておいて!
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