皆さんは冷凍のカニをどうやって解凍していますか?
簡単に解凍したいからといって、まさかレンジで”チン”なんかしてませんよね。
冷凍カニを美味しく食べるには解凍方法が重要!
盆、正月などなど。家族・親戚が集まる大切な日には、定番のご馳走である「カニ」は主役です。
時間が無くて”シャリシャリ”してたり、いっきに温めて”パッサパサ”のカニを食卓に出してしまっては皆のテンションが下がってしまいすよ!
だからこそ解凍方法は知っておきましょう。
カニの旨味を逃がさずに美味しく食べられる解凍方法。
”ボイル(茹で)で冷凍”された場合と”生で冷凍”された場合では、カニの解凍方法も違うんです!
ボイル(茹で)と生でカニの解凍方法は違う!
冷凍カニの解凍方法としては3つの方法がありますが、ボイルされたカニと生で冷凍されたカニでは解凍方法は違いますので注意!
・冷蔵庫で自然解凍する場合
・室温で自然解凍する場合
・流水で急いで解凍する場合
それぞれの解凍方法とどの場合に使えば良いのかお教えしますね。
いずれにしても、いちばんの食べごろは完全に解凍せずに”8割程度の解凍”がベストです!
ボイル(茹で)された冷凍カニを解凍する方法
ボイルされたカニを解凍する場合は、”ゆっくり時間をかけて”解凍したほうが旨味が逃げずに美味しくいただけます。
「冷蔵庫」か「室温」で自然解凍するのが良いでしょう。
❏冷蔵庫で自然解凍する方法
この方法は冷凍カニがいちばん美味しく食べられる解凍方法です。
しかし、解凍する時間もいちばん長~くかかりますが、とにかく美味しく頂きたいのであればこの方法がおススメ。
《冷蔵庫で自然解凍》
1,冷凍のカニが乾燥しないように、流れ出た水分を吸い取らせるために新聞紙やキッチンペーパーで包んで下さい。
2,冷蔵庫内がカニの匂いで充満するといけないので、その上からビニール袋などで包みます。
3,カニの甲羅を下にして大皿に載せ冷蔵庫内で自然解凍を待ちます。(ポーションやむき身の場合はなるべく重ねずに並べましょう。)
工程は至って簡単です。
しかし、この場合は解凍までかなりの時間を要します。
皆さんが好んで食べる「ズワイガニ」が解凍されるまでは約18時間。
「タラバガニ」や「毛蟹」であれば約24時間もかかりますので、食卓に出すまでの時間はしっかり頭に入れておいて下さいね!
❏室温で自然解凍する方法
室温で自然解凍する場合の目安は4~5時間程度です。
その時の室温は20度前後と考えて下さい。
昼に買って夜に食べたい方は時間的にこの方法となりますね。
《室温で自然解凍》
1,冷凍のカニが乾燥しないように、流れ出た水分を吸い取らせるために新聞紙やキッチンペーパーで包んで下さい。
2,カニの甲羅を下にして大皿に載せましょう。(ポーションやむき身の場合はなるべく重ねずに並べましょう。)
3,季節によってはハエなどの虫が寄り付きます。ビニール袋やサランラップでしっかり覆って下さい。
4,20度前後の室温となる部屋に置いて解凍して下さい。
しかし、室温でも急速に解凍されるので、冷蔵庫での解凍より”カニの旨味””食感”は落ちてしまうようです。
時間の余裕があれば冷蔵庫で解凍して下さい。
生で冷凍されたカニを解凍する方法
生で冷凍されたカニはなるべく短時間で解凍したほうが良いですね。
冷蔵庫や室温で解凍していては時間がかかり過ぎて、カニが酸化して黒く変色してしまいます。
生で冷凍されたカニを解凍する場合は、流水で解凍して下さい。
❏流水で急速解凍する方法
《流水で解凍》
1,大きめのボウルとジップロック(無ければビニール袋)を用意します。
2,ジップロックに冷凍カニを入れ、ボウルの中に置き、水道の水を出し続け20分~30分程度流水解凍をします。
3,袋には氷が溶け水が溜まっているのでそれは捨てて下さい。
4,多少、凍った感じが残っている程度でOKです。
※途中で柔らかくなった氷を外してから、再度袋の中で解凍すると時間短縮できます。
※ポーションの場合はそのまま、カニそのまま一杯の場合は足と胴体は別々にジップロックに入れてください。
急ぎの時は、”ボイルで冷凍されたカニ”を流水で解凍するといった手段もあります。
しかし、急速に氷を溶かすのと一緒に旨味も流れ出るのでおすすめしませんが、どうしても時間が無い時はこの方法を使って下さい。
☑冷凍カニの豆知識 グレースとは?
冷凍カニの表面には「グレース」と呼ばれる”薄い氷の膜”がかけてあります。
これは急速冷凍する際に、蟹や魚介類などの風味をのがさず保つために使われる方法です。
このグレースの厚さには個体差があり、解凍にかかる時間にも影響してくるので、あまりにも厚い場合は途中で剥がしてやったほうが良いですね。
☑冷凍カニの豆知識 数え方って?
意外と知らない「カニ」の数え方。
生きているカニは「匹」で数えます。1匹、2匹と。
しかし、売られているカニの数え方は、皆さんも知っている1杯、2杯の「杯」です。
これは生きているカニと、商品として処理されて売られているカニとは数え方が違うのでご注意を。
カニの甲羅を外した左右の足をひと肩、ふた肩など「肩」とも言いますね。
まとめ
しっかり身の詰まった”いいカニ”を買ってきても、解凍方法がまずければ残念なことになります。
ぷりっぷりでジューシーな”最高の状態”で食べて下さい!
その為には時間がかかりますが、ボイルされたカニを解凍する場合は”じっくり じ~っくり”待つのです。
生で冷凍されたカニはなるべく短時間で。
「冷凍カニの解凍方法」
美味しく食べるための方法でした~。
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