五輪マークは正式にはオリンピックシンボルマークと言うそうです。
5つの輪が重なりながらつながって、その輪は一つ一つ色が違っています。
今まで何となく見ていた五輪マーク。
きっとその色には何か大切な意味があるはず。
五輪マークの色の意味とマークの考案者について調べてみました。
五輪マークの色の意味
五輪マークの5つの輪は、左から青、黄、黒、緑、赤となっていて、良く見るとけっこう複雑な重なり方をしています。
ここの交わりは黄色が上で、ここは黒が・・・。
これはデザインによるものでしょうが、それぞれの輪の色については諸説含めて意味があるのです。
《一般的な説》
・5つの輪は5大陸(南北アメリカ・ヨーロッパ・アフリカ・アジア・オセアニア)の結合をあらわしているが、それぞれの色がどの大陸を表している訳ではない。
5つの輪の意味と5色の色の意味は別々のものなのです。
これはJOC(日本オリンピック委員会)の公式サイトに載っているので定説と言えるでしょう。
《その他、諸説・俗説》
五輪の色はそれぞれの大陸を意味している説
青・・・オセアニア
黄・・・アジア
黒・・・アフリカ
緑・・・ヨーロッパ
赤・・・アメリカ
これは輪が配置されている位置や、人種=色といった捉え方をされてはいけないので俗説と言われています。
5つの自然現象を意味する説
青・・・水
黄・・・砂
黒・・・土
緑・・・木
赤・・・火
いい感じで当てはまっていますが、砂と土がカブっているような・・・。
スポーツの5大鉄則を意味する説
水分・体力・技術・情熱・栄養を意味すると云う説もありますが、どれがどの色を表すのかは微妙です。
五輪マーク(オリンピック・シンボル)の考案者は?
五輪マーク(オリンピック・シンボル)の考案者は、オリンピックの創始者、ピエール・ド・クーベルタン氏が考案したと言われています。
発表されたのは、1914年のIOC設立20周年記念式典で、古代オリンピックの開催地の一つであるデルフォイの祭壇にあった”休戦協定を中に刻んだ五輪の紋章”がヒントとなったのだそう。
第1回アテネ大会(1896)から18年後、今からは100年も前から使われているシンボルなんですね。
1863年1月1日、貴族の家系の三男としてパリに生まれる。
「自国の教育改革のために」スポーツを取り入れる必要性を感じていましたが、それは次第に「国際的競技会」への構想に膨らんでいきました。
最終的には「古代オリンピックの近代における復活」を思い描きます。
「近代オリンピックの父」
まとめ
5つの輪は、全世界の人達が手をつなぎあう様を表しています。
そしてその色は、世界の国々の国旗を全てイメージできるように考えられていたんですね。
平和の精神のもと競技者はフェアプレーで競い、スポーツで手をつなぎ合う。
考案者ピエール・ド・クーベルタンの思い。
オリンピックの精神と五輪マークは、見事にマッチしていると言えます。
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